キャリアプラン
保育士という仕事を通して、人間としても成長している実感があります
Nakamachi
木原 美菜莉
8年目
新人保育士にも温かいまなざしが
新人時代は誰もが不安になるもの。私も一年目は思いどおりにいかず、泣きたくなることがありました。担当していた1歳児は自我が芽生えながら、気持ちをうまく伝えられない年頃。ある子がおもちゃの取り合いでつい他の子を噛んでしまったのです。ケガはなかったのですが、自分の力不足を感じ、落ち込んでしまいました。そんな時に、先輩保育士の皆さんは責めることなく、そのような行動の兆候や対処法を的確に教えてくれました。
2年目には、フェスティバルという日頃の活動を披露するイベントでリーダーを務めたところ、保護者の方々に「子どもたちとの関わり方が丁寧ですね」という感想をいただきました。子どもたちにはもちろん、新人保育士にもたくさんの温かいまなざしが注がれています。それが、私が感じるChaCha Childrenの保育園の魅力です。
学びのチャンスがいっぱい
ChaCha Childrenには、自ら学ぼうとするスタッフにたくさんのチャンスがあります。たとえば多種多様な研修。CCC(Chacha Culture Club)では、パートタイムのスタッフも含め、ChaCha Childrenで働くすべてのスタッフが一同に会して、注目すべき保育活動を報告し合います。保育デザイン研修では、各園で独自の保育をデザインします。先輩・後輩の区別なく、誰もが活発に意見を言い合うことができます。グループの16園それぞれが個性豊かな保育を展開しているので「そういうアプローチもあるのか!」と思える新しい視点を得られ、また、そこから生まれる自分たちのアイデアの実現にチャレンジすることができます。
海外研修で新しい可能性が開かれる
ChaChaでは毎年さまざまなテーマをもとに、主にヨーロッパの保育園や教育施設へ研修に行きます。私が参加した研修の行き先はドイツ。「サスティナブルコミュニティ」という興味深いテーマで、保育園や幼稚園の視察や実習に魅力を感じ、思い切って応募しました。ドイツの幼児教育ならではの自然との関わり方や主体性の育み方など、それまで本でしか知りえなかったメソッドを自らの体験を通して吸収することができました。
また、実習では、渡航前に参加メンバー全員で制作した「森の中の循環」をテーマにしたパネルシアター(教材)を使って、私たちなりに「サスティナブルコミュニティ」のあり方をドイツの子どもたちにレクチャーし、新鮮な意見や感想を聞くことができました。この研修では、単に海外のケースを見聞きしただけでなく、参加メンバーによる共同作業の大切さや、国境を越えたネットワークの築き方など、自分のこれからの可能性をさらに広げる大切なきっかけやヒントを得られたと思います。
保育の仕事の素晴らしさを伝えたい
先輩保育士と比較すれば、まだまだ知識やスキルの不足を感じます。それらを学びながらも、今後は“保育の未来“のために、私なりにできることを少しずつ広げていきたいと思っています。具体的に言えば、多方面へ発信すること。保育の重要性はもちろん、保育という仕事の素晴らしさ、ChaCha Childrenの保育やその可能性について、地域の方々や世の中に広く伝えていきたい。ChaCha Childrenのように、すべての人が一人ひとりの子どもたちを温かく見守り、その成長を喜び合えるような、そんな社会の実現に向けて、自分の力を発揮していきたいと思います。
ChaChaの教育・
研修制度 一人ひとりの成長を全力で応援!
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同期の友だちができる新人研修
新人研修では、ChaChaの保育方針や保育の基礎知識、社会人としてのベーシックスキルなどを学びます。しかし、それ以上に大切なのは、新人同士が仲よくなること。ともに励まし、成長しあう仲間の輪が生まれます。
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園長との個別面談で未来を明確に
子どもと同じように、保育士の成長もさまざま。スピードや方向性に違いがあるのは当然です。年2回の園長との個別面談では、日頃の保育や課題についてじっくり相談でき、それぞれのキャリアプランをハッキリさせることができます。
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年2回の海外研修
お手本となる保育や幼児教育を実践している海外の保育園や教育機関を視察したり、日常の保育に参加します。希望者は「研修で学びたいこと」を論文にして提出。毎回、選考された5名ほどのスタッフが参加します。
ワークライフバランス
出産後も保育士を続けられるか
その不安は今、喜び変わっています
Musashiseki
角田 怜子
11年目
園長やスタッフの温かいサポートに支えられて
入職して6年目に第一子を出産しました。妊娠がわかった時は乳児のクラスを担当。動きが多い遊びや、テーブルやおもちゃ箱を運ぶような力仕事ができるか不安だったので、早めに園長に相談したり、他のスタッフに「協力してもらうことがあるかもしれないけど、よろしくね」とお願いしました。
後輩や子どもたちの優しさに感激
すぐに、それまでのシフト制ではなく、9時-18時の固定勤務が可能になり、電車内でも座って通勤できる機会が多くなりました。クラスのメンバーも「なんでもサポートするから安心してください」と言ってくれました。みんな後輩なのですがとても頼もしかったです。子どもたちも鬼ごっこをする時に「怜子さんは走らなくていいからここで見てて」と言ってくれたり、水族館への遠足で電車に乗ったら「怜子さん、ここ座って」と空いているシートを見つけてくれたり、いろいろと気遣ってくれました。たくさんの優しい気持ちに囲まれて、不安はしだいに喜びに変わっていきました。
自宅に近い園への異動で新生活の負担を軽減
その一方で新たに心配になることがありました。結婚して引っ越したために通勤時間が長くなっていたのです。自分の子どもの保育園の送り迎えなどを含め、出産後の生活を想像すると時間的に無理があるのではないか。そこで園長と相談して異動という解決策を検討しました。さまざまなエリアに多くの園を持つChaCha Childrenならではのメリットだと思います。最終的に現在の住居から最も近いChaCha Children Musashisekiへの異動が決定。9時-16時の時短勤務も可能になり、安心して出産に臨めました。
復帰の秘訣は無理をしないこと
出産後10ヶ月、子どもの慣らし保育を終えてキリのよい4月に堂々復帰・・・と思ったのも束の間、2日目に子どもではなく、私自身が熱を出して休んでしまいました。忙しい時期なので申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、園長に「いきなり全開に働いて体が悲鳴を上げたのでしょう。ちゃんと休みなさい」と言ってもらえました。新しく一緒に働く仲間たちも「ゆっくりペースを戻しましょう」と励まし、支えてくれました。
こんな感じの毎日です
朝は6時30分起床。8時に自転車で子どもを保育園に送り、最寄りの駅から電車通勤で9時前にChaCha Children Musashiseki へ。お昼休憩をはさんで16時まで勤務して、17時には子どもの保育園へお迎えに。必ずリクエストがあるので図書コーナーで本を何冊か読んでから出発。スーパーに買い物に寄ることもありますが、たいてい18時頃に帰宅。晩ご飯を食べてお風呂に入って、21時までに子どもを寝かせてほっと一息。慌ただしく充実した毎日です。
母親になったことで成長できたことがある
母親になってよかったと思うのは、保護者の方々との距離が近くなったこと。子どもたちに関する悩みを聞いて「わかる!」と共感できることが多くなりました。私自身の子どもの話も興味津々で聞いてくださいます。そのようにして、保育園と家庭の連携プレーがますます円滑になったように思えます。子どもたちとの接し方でも変わった点があります。私はやや厳しいところがあったと自分でも思うのですが、許容できる範囲が広がりました。じっくりと待つ、見守ることで、以前よりも一人ひとりの興味や好奇心、「できる力」を引き出せるようになったのではないかと思います。
母親になってあらためて保育という仕事の楽しさ、大切さ、奥深さを感じています。これから保育士を目指す人にとって、ライフプランは重要なトピックスだと思います。ChaCha Childrenには新しい家族の誕生を、そして復帰して保育という価値ある仕事を続けることを歓迎する制度と応援してくれるたくさんの仲間たちがいることを知ってほしいと思います。ぜひ、このステージであなたの将来のビジョンを描いてみてください。
産休・育休制度 しっかり休む しっかり働く
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産休・育休制度
産休は、出産の6週間前から、育休は最長で2年まで取得できます。この産休・育休日数も、本人の体調や希望を考慮しながら、相談して短縮・延長することが可能です。
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無理なく働ける時短勤務
ChaChaでは主に産休後の復職時、1日の勤務時間を通常8時間のところ、6時間まで短縮することができます。時間帯も保育園のお迎えなどを考慮し、相談しながら決められます。
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子ども看護休暇・育児多目的休暇
子どもの急な体調不良で休んだ場合に取得できる「子どもの看護休暇」(1人につき5日、2人以上10日)、子どもの行事に合わせ取得できる「育児多目的休暇」(1人につき5日、2人以上10日)があります。