共感するということ ~Empathy~
茶々保育園グループでは、「子どもをひとりの人間として捉え、個性を尊重し、 対等な関係を大切にする」という子ども観で保育を行っています。 そして、職員は、茶々の保育の”ものさし”ともいうべき『7つの想い』というハンドブックを持っており、 迷ったときに立ち返れるバイブルのような存在として携帯しています。
ここには、守られていることで子どもが羽ばたけるということ、 不安を好奇心に変えて世界を広げる力を育てていけること、 対話を重ねることで多様性を尊重し、他者を思いやれる人に成長すること、 様々な違いを乗り越えることで、課題に挑戦していくことなどが書かれています。 このように、保育者が子どもの気持ちに寄り添い、考え方や立場が異なっても、 相手の立場に立って、理解しようすることこそ、保育に必要とされる”力”なのではないかと思います。 そして、子どもは、そんな大人の関わり方を見て、自分もお友だちの気持ちに寄り添っていく-。 このような感情の共感をEmpathy(エンパシー)といいます。
2020年は新型コロナウィルスで世界中が、不安と恐怖の中で過ごしてきました。 未来がどうなるか分からない時代を生きているからこそ、 他者を思いやれる心をもつことの重要性が浮き彫りになってきたと感じています。 私たちの未来を託す子どもたちには、Empathy(エンパシー)のある人に育ってほしいと願い、保育をしています。