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株式会社中川政七商店 
代表取締役会長 中川政七氏 × 理事長 迫田健太郎株式会社中川政七商店 代表取締役会長 中川政七氏 × 理事長 迫田健太郎

ブランディングと経営についてお話を伺うため、創業302年の老舗でありながら常に新しい商品やサービスを展開し続ける中川政七商店の中川政七氏を迎えた。しかし語られたのは、社長交代とこれから進もうとする「教育」という新たな道について。これまでメディアで語られたことのない、教育論が展開される。


  • 中川 政七氏プロフィール

    1974年奈良県生まれ。京都大学法学部卒業後、2000年富士通入社。2002年に中川政七商店に入社し、2008年に十三代代表取締役社長に就任。2016年に中川政七を襲名。2018年に代表取締役会長に就任。製造から小売まで、業界初のSPAモデルを構築。「遊中川」「中川政七商店」など、工芸品をベースにした雑貨の自社ブランドを確立し、全国に約50の直営店を展開。2009年より業界特化型の経営コンサルティング事業を開始し、日本各地の企業・ブランドの経営再建に尽力している。2017年には全国の工芸産地の存続を目的に「産地の一番星」が集う日本工芸産地協会を発足。2015年に「ポーター賞」、2016年に「日本イノベーター大賞」優秀賞を受賞。「カンブリア宮殿」や「SWITCHインタビュー達人達」などテレビ出演のほか、セミナー・講演も多数。著書は『奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。』『ブランドのはじめかた』『ブランドのそだてかた』『経営とデザインの幸せな関係』(日経BP社) 『日本の工芸を元気にする!』(東洋経済新報社)など。

  • 社長を交代して、新しい道を進む

    中川
    今回は、お声がけいただきありがとうございます。今日はとても楽しみにしてきました。実は、正直なことを申し上げると、対談の依頼はたくさんいただくのですが、お断りすることが多いのです。
    迫田
    そうなのですね?今回は受けていただきありがとうございます。
    中川
    依頼をいただいた時には、いつも必ずお相手のホームページを拝見するのですが、茶々保育園グループさんの「オトナな保育園」というコンセプトに興味をもちました。とてもおもしろそうなことをやっていらっしゃると思い、依頼をお受けすることにしました。
    迫田
    それは、とても嬉しいです。ありがとうございます。
    中川
    さらに私事ですが、2018年2月に中川政七商店の社長を退任しまして。
    迫田
    とても驚きました。
    中川
    私が中川政七商店の13代社長に就任したのは、2008年で34歳の時です。その時すでに「14代は中川家ではない人物に引き継ごう、自分が45歳になるまでに引き継ごう」と考え、公言していました。会社を成長させて経営を安定させるために、必要だと考えたからです。
    ▲中川政七商店●716年創業の麻織物の老舗。生活雑貨を中心としたオリジナル商品や全国に直営店を展開。
    迫田
    新たなスタートを切られたのですね。周りからは、退任は早すぎると言われませんか?
    中川
    ええ。以前、NHKの番組で星野リゾートの星野佳路社長とお話しさせていただいた時にも、「45歳で引退なんて早すぎる」と言われました。「では、50歳で引退しよう」などと思い直したのですが(笑)、会社の体制も整い、気づけば考えていた時期よりも早く43歳で引き継ぐことになりました。
    迫田
    今後は、どのような立場になるのですか?
    中川
    中川政七商店の会長として会社を支えながら、新しい取り組みを始めようと考えています。
    迫田
    新しい取り組みですか?
    中川
    ええ。準備中ですので詳しい内容はお話しできないのですが、キーワードは「教育」です。そこで本日は、迫田さんに「教育」についてお話しをうかがいたいと思っています。
    迫田
    教育に関することなのですね!ぜひ詳しくお聞きしたいです。