ちゃちゃトーク cha cha talkちゃちゃトーク cha cha talk

トップ > ちゃちゃトーク > ちゃちゃトーク3_1

株式会社シルバーウッド 代表取締役 下河原忠道氏 × 理事長 迫田健太郎株式会社シルバーウッド 代表取締役 下河原忠道氏 × 理事長 迫田健太郎

  • 下河原忠道氏プロフィール

    株式会社シルバーウッド 代表取締役

    1971年、東京都生まれ、1992年より父親の経営する鉄鋼会社に勤務し、薄鋼板による建築工法開発のため、1988年に単身渡米。「スチールフレーミング工法」をロサンゼルスのOrange Coast Collegeで学び、帰国後2000年に株式会社「シルバーウッド」を設立(本社は千葉県浦安市)。

    7年の歳月をかけ、薄板軽量形鋼造「スチールパネル工法」を開発し特許取得(国土交通省大臣認定)。店舗・共同住宅等へ採用。

    2005年高齢者向け住宅を受注したのを機に、高齢者向け住宅・施設の企画開発を開始。

    2011年、千葉県にてサ高住「銀木犀<鎌ヶ谷>」を開設。現在、6棟のサ高住、グループホームを運営。介護予防を中心に看取り援助まで行う終の住処づくりを目指し「生活の場」としてのサ高住を追求する。

    一般財団法人サービス付き高齢者向け住宅協会理事

  • 介護や保育はずっと続いていくもの。
    だから、日常のゆたかさを大切にしたい。

    迫田
    先日、下河原さんが運営されている<銀木犀>を見学しましたが、高齢者向け住宅のイメージがひっくり返りました。すごくオシャレで、それでいて隅々まで使いやすさにあふれている。入居されている方々はもちろん、スタッフの皆さんもにこやかでハツラツとしていて「こんな素敵な場所は、どんな思想や哲学が形作っているのだろうか?」と思って、お話を聞きたかったんです。
    下河原
    ありがとうございます。
    迫田
    <銀木犀>という名前がいいですよね。金木犀ではなく?
    下河原
    一番最初に建てた千葉県鎌ヶ谷市の“市の木”が木犀だったんです。そこで金木犀にしようと思ったのですが、銀木犀の白い可憐な花や“初恋”という花言葉を知ったらダンゼンこっちだな、と。当社の社名がシルバーウッド、つまり“銀”と“木”だったので、これはもう・・。
    迫田
    キマリですね(笑)。
    下河原
    はい。○○ホームとか、○○ライフとか、“いかにも”な名前にはしたくなかった。茶々保育園の「オトナな保育園」というコンセプトやこの「ちゃちゃカフェ」というネーミングにも一筋縄では行かないものを感じます(笑)。親近感を覚えますね。
    迫田
    いかにも”だと、中身も“いかにも”になりそうで・・。
    下河原
    そうですね。ボクも高齢者向け住宅を“介護する場所、される場所”というそれだけの場所にしたくなかったんです。入居者もスタッフも地域の人たちも一緒に毎日の暮らしを楽しめる場所にしたかった。
    迫田
    その思いは、住宅のカタチやデザインからも伝わりました。
    下河原
    「銀木犀は建築から理念を感じる」とよく言われます。人生の終末期と捉えると深刻に考えすぎてしまいますが、ボクたちはその、ごく普通の1日1日を大切にしたい。だから、いつも見るもの、ふれるものの心地よさにはこだわっています。その流れでお聞きしたいのですが、迫田さんにとって、保育園は“日常の場所”ですか?“非日常の場所”ですか?
    迫田
    テーマパークのようなワクワクする保育園もあるかもしれません。でも、私たちの保育園は明らかに日常、生活そのものです。だから、衣食住を大切にしたり、常に社会と関わるアプローチを考えています。
    下河原
    最近、<銀木犀>に認知症と共に生きる、ある大企業の元役員さんが入居されました。以前は超高級施設に入居されていたそうですが、見た目も高級すぎてホテルにしか見えないようで、毎日昼前にチェックアウトしようとしていたそうです。<銀木犀>に来られて、毎日ゆったり過ごされていますが、「ゆたかさって何だろう」と考えさせられました。
    迫田
    “日常のゆたかさ”は永遠のテーマですね。私たちも子どもに笑顔になってほしい。でも、茶々の目的は、子どもを楽しませることではなく、未来の大人を育むこと。だから、日常という時間や環境の中で、学びや発見やいろいろな人々との関係性を広げていきたいと考えています。